巷に飛び交う聞きなれない言葉
2011年 03月 22日
雨でしたー。
外出もままならず・・・
ちょっと時間があったので、こんなん作ってみましたー(笑)
巷で溢れかえる、放射線に関する専門用語。
「放射線」「放射能」「シーベルト」「ベクレル」・・・
みなさま、理解出来てらっしゃるでしょうか?
いやぁ~、ちんぷんかんぷんではないですかー?
だって、あたし、学生の頃、ちんぷんかんぷんでしたものー!!(笑)
って事で、学術的に厳密に言うと多々表現に問題はあると思いますが(笑)、一般の方には、これぐらいの認識があればオッケー♪ってぐらいで、ちょっとだけ解説してみますです。
まずは、「放射線」と「放射能」の違い。
実は、意外と解ってないのではないかと思います。
「放射能」とは、「放射線を出す事が出来る能力」。
この「能力を持つ物質」に対して使う言葉です。
解り易く訳すと、「放射能力を持つ物質」の事。ほら、簡単♪(笑)
この物質から出るのが、「放射線」。
病院のレントゲン写真で使ってるのは、「放射線」。
検査で使う放射線は、スイッチを押してる時だけが、出てる状態。残留もしません。
スイッチ切ったら、そこでおしまい。
ここ、全然違うので、要注意!
んじゃ、今問題になってるのは、どういう事?
それは、こちら↓
ミーは、ボールを3つ持ってます。
カァチャンは、5つ。
ボールは放射線だと思って下さい。
ミーは、カァチャンよりも力も弱いし、体も小さいので、ボールを遠くへ投げられません。
持ってる数も違います。
この様に、放射能は、その物質の種類によって、放射線を出す強さも量も違います。
この、ミーやカァチャンは、原発の炉の中で使われる燃料が反応する過程で生まれます。
本来なら、厳重に囲まれた建屋の中できちんと処理され、外へ出る事はありません。
ところが、今回の震災で、外への通り道が出来てしまいました。
そこで、ミーとカァチャンは、ボールを持ったまま、空へと飛び出したと言う訳です。
地震以来、報道で使われてる「シーベルト」と言う単位は、このボールを人に向かって投げた時に、「その人が受けるダメージ」の単位です。
つまり、「どれだけ被曝したのか(するか)」と言う数字。
これは、複雑な計算をして算出します。
ニュースで報道されてる単位は、正確には「シーベルト毎時」=Sv/hなので、このボールを一時間投げられ続けた時のダメージと言う事になります。
で、今回新しく出て来ましたよね。「ベクレル」。
もう、何のこっちゃら??だと思います。
これは、「1秒の間に、ボールを投げるミーが、何人居るか」って意味です。
じゃ、何故ほうれにん草に関して、「ベクレル」の値が使われてるのか。
それは、この場合、ミーは花粉の様な存在です。
原発から空に向かって、沢山のミーが放出され、風に乗って飛んで行き、露地栽培されていたほうれん草に着地してしまったんですね。
なので、「水で洗って、火を通せば大丈夫」って言われてるんです。
つまり、この「ベクレル」って言うのは、シーベルトが「受」の単位だったのに対し、「出」に対する単位となります。
ややこしいですか?(笑)
ボールですよ、ボール!
投げる方がベクレルで、当たった方がシーベルト。ね、簡単、簡単!
そして、先ほども出ましたが、このボールを持ったミーやカァチャンは、「花粉」みたいなもんです。
以前も色んな文書が出てましたが、結局は
・身体に付けたまま、放置しない
・吸い込まない
・付いたモノを食べない
これが原則です。
そして、今発表があってる段階では、「ちょっとばかり食べた所で、別に問題無いよ~」と、言ってる訳です。
なので、あまり過剰に反応するのも良くないし、無頓着過ぎてもいけない。
その段階かな、と思います。
それと、被曝に関しては、医療被曝は加算されません。
なので、病院で色んなレントゲン関係の検査を受けまくった人は、全く受けてない人よりは、ちょっぴりスタートラインが違うって事は、頭に入れておいた方が良いかもです。
次回、気が向いたらまた何か・・・(笑)
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外出もままならず・・・
ちょっと時間があったので、こんなん作ってみましたー(笑)
巷で溢れかえる、放射線に関する専門用語。
「放射線」「放射能」「シーベルト」「ベクレル」・・・
みなさま、理解出来てらっしゃるでしょうか?
いやぁ~、ちんぷんかんぷんではないですかー?
だって、あたし、学生の頃、ちんぷんかんぷんでしたものー!!(笑)
って事で、学術的に厳密に言うと多々表現に問題はあると思いますが(笑)、一般の方には、これぐらいの認識があればオッケー♪ってぐらいで、ちょっとだけ解説してみますです。
まずは、「放射線」と「放射能」の違い。
実は、意外と解ってないのではないかと思います。
「放射能」とは、「放射線を出す事が出来る能力」。
この「能力を持つ物質」に対して使う言葉です。
解り易く訳すと、「放射能力を持つ物質」の事。ほら、簡単♪(笑)
この物質から出るのが、「放射線」。
病院のレントゲン写真で使ってるのは、「放射線」。
検査で使う放射線は、スイッチを押してる時だけが、出てる状態。残留もしません。
スイッチ切ったら、そこでおしまい。
ここ、全然違うので、要注意!
んじゃ、今問題になってるのは、どういう事?
それは、こちら↓
ミーは、ボールを3つ持ってます。
カァチャンは、5つ。
ボールは放射線だと思って下さい。
ミーは、カァチャンよりも力も弱いし、体も小さいので、ボールを遠くへ投げられません。
持ってる数も違います。
この様に、放射能は、その物質の種類によって、放射線を出す強さも量も違います。
この、ミーやカァチャンは、原発の炉の中で使われる燃料が反応する過程で生まれます。
本来なら、厳重に囲まれた建屋の中できちんと処理され、外へ出る事はありません。
ところが、今回の震災で、外への通り道が出来てしまいました。
そこで、ミーとカァチャンは、ボールを持ったまま、空へと飛び出したと言う訳です。
地震以来、報道で使われてる「シーベルト」と言う単位は、このボールを人に向かって投げた時に、「その人が受けるダメージ」の単位です。
つまり、「どれだけ被曝したのか(するか)」と言う数字。
これは、複雑な計算をして算出します。
ニュースで報道されてる単位は、正確には「シーベルト毎時」=Sv/hなので、このボールを一時間投げられ続けた時のダメージと言う事になります。
で、今回新しく出て来ましたよね。「ベクレル」。
もう、何のこっちゃら??だと思います。
これは、「1秒の間に、ボールを投げるミーが、何人居るか」って意味です。
じゃ、何故ほうれにん草に関して、「ベクレル」の値が使われてるのか。
それは、この場合、ミーは花粉の様な存在です。
原発から空に向かって、沢山のミーが放出され、風に乗って飛んで行き、露地栽培されていたほうれん草に着地してしまったんですね。
なので、「水で洗って、火を通せば大丈夫」って言われてるんです。
つまり、この「ベクレル」って言うのは、シーベルトが「受」の単位だったのに対し、「出」に対する単位となります。
ややこしいですか?(笑)
ボールですよ、ボール!
投げる方がベクレルで、当たった方がシーベルト。ね、簡単、簡単!
そして、先ほども出ましたが、このボールを持ったミーやカァチャンは、「花粉」みたいなもんです。
以前も色んな文書が出てましたが、結局は
・身体に付けたまま、放置しない
・吸い込まない
・付いたモノを食べない
これが原則です。
そして、今発表があってる段階では、「ちょっとばかり食べた所で、別に問題無いよ~」と、言ってる訳です。
なので、あまり過剰に反応するのも良くないし、無頓着過ぎてもいけない。
その段階かな、と思います。
それと、被曝に関しては、医療被曝は加算されません。
なので、病院で色んなレントゲン関係の検査を受けまくった人は、全く受けてない人よりは、ちょっぴりスタートラインが違うって事は、頭に入れておいた方が良いかもです。
次回、気が向いたらまた何か・・・(笑)
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私っち
at 2011-03-22 21:07
x
はぃ、先生ざっくり・・・理解。
ラジオなんかでも、説明してくれてるんだけどね。
流石に図解つきで、どうも。
次は面倒だから、動く動画でいかがっすか?
みんな、きっと わからない・理解出来ないからね。
騒ぐし、非難したり、逃げるんだよね。
出来るなら避けたいものだものね。
あたしは、オレンジのレスキューの会見で涙を流してた
会見に胸が苦しくなったよ。
ってか、また余震!
ラジオなんかでも、説明してくれてるんだけどね。
流石に図解つきで、どうも。
次は面倒だから、動く動画でいかがっすか?
みんな、きっと わからない・理解出来ないからね。
騒ぐし、非難したり、逃げるんだよね。
出来るなら避けたいものだものね。
あたしは、オレンジのレスキューの会見で涙を流してた
会見に胸が苦しくなったよ。
ってか、また余震!
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はるか
at 2011-03-22 21:42
x
いつもありがとうございます!
今、埼玉に住んでいる旦那のお姉さんのところに避難しています。
こちらの産婦人科で診てもらったところ、赤ちゃんは7週くらいでトクトク動いていました!
ずっとお世話になるわけにもいかないので、今週末にまた福島に帰ろうか…検討中なんですが、妊娠初期だと放射線が危険とか、中期のほうが危険など…心配ばかりで。
どう思いますか?
一応場所は南相馬市ではなく相馬市なんですが…
今、埼玉に住んでいる旦那のお姉さんのところに避難しています。
こちらの産婦人科で診てもらったところ、赤ちゃんは7週くらいでトクトク動いていました!
ずっとお世話になるわけにもいかないので、今週末にまた福島に帰ろうか…検討中なんですが、妊娠初期だと放射線が危険とか、中期のほうが危険など…心配ばかりで。
どう思いますか?
一応場所は南相馬市ではなく相馬市なんですが…
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れー→私っちさん
at 2011-03-23 00:04
x
うん、ざっくりで良いと思う。
とにかく、「わけわからない」から、余計に不安・恐怖なんだと思うんだ。
でも、ちょっとでも解れば、対処の仕方も解るしね。
えっと、動画?
一応、シングルマザーなので、そこまでの時間は無いっす(笑)。
レスキューの人達ってさ、普段もっと危険な作業してるだろうに。
やっぱり、放射線って言う、目に見えないモノは、彼等にとっても恐怖の対象なんだなぁ、って思って観てたよ。
まだまだ、命を落とす様な量は、全く出てないから、心配ないって!
てか、余震の方が実害大きいんじゃないのか??
とにかく、「わけわからない」から、余計に不安・恐怖なんだと思うんだ。
でも、ちょっとでも解れば、対処の仕方も解るしね。
えっと、動画?
一応、シングルマザーなので、そこまでの時間は無いっす(笑)。
レスキューの人達ってさ、普段もっと危険な作業してるだろうに。
やっぱり、放射線って言う、目に見えないモノは、彼等にとっても恐怖の対象なんだなぁ、って思って観てたよ。
まだまだ、命を落とす様な量は、全く出てないから、心配ないって!
てか、余震の方が実害大きいんじゃないのか??
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れー→はるかさん
at 2011-03-23 00:15
x
おお、心拍確認ですね♪おめでとうございます!
あの小さな心臓を見ると、感無量でしょ?(笑)
学術的根拠とか、実測値とか、そういうのとっぱらって、「私だったら」と言う意見で良いですか?
私だったら、避難したままで居ます。
何故なら、我が子に対して、後悔したくないから。
「ああ、あの時こうしておけば良かった」
と、後から思っても、例え、大した事ない事だって、親の心から、その後悔は消えないんじゃないかと思うんです。
おっしゃる通り、胎児に対しては、被曝の制限が全く別物です。
特に、器官形成期と言われる、初期段階は影響が大きいです。
何故かと言うと、大人よりも子供、子供よりも胎児と、放射線の感受性が高いからなのです。
感受性とは、同じ量を浴びた時の、ダメージの大きさだと思って頂ければ良いです。
原発も、電気が通ったみたいだし、多分、最悪の事態にはならないんじゃないかと思います。
ですが、一度放出された放射能は、原発の方が復帰したからと言って、すぐには消えません。
測定値が落ち着いてからでも良いのではないかと、私は思います。
あの小さな心臓を見ると、感無量でしょ?(笑)
学術的根拠とか、実測値とか、そういうのとっぱらって、「私だったら」と言う意見で良いですか?
私だったら、避難したままで居ます。
何故なら、我が子に対して、後悔したくないから。
「ああ、あの時こうしておけば良かった」
と、後から思っても、例え、大した事ない事だって、親の心から、その後悔は消えないんじゃないかと思うんです。
おっしゃる通り、胎児に対しては、被曝の制限が全く別物です。
特に、器官形成期と言われる、初期段階は影響が大きいです。
何故かと言うと、大人よりも子供、子供よりも胎児と、放射線の感受性が高いからなのです。
感受性とは、同じ量を浴びた時の、ダメージの大きさだと思って頂ければ良いです。
原発も、電気が通ったみたいだし、多分、最悪の事態にはならないんじゃないかと思います。
ですが、一度放出された放射能は、原発の方が復帰したからと言って、すぐには消えません。
測定値が落ち着いてからでも良いのではないかと、私は思います。
by raycoboo
| 2011-03-22 00:32
| カァチャンの独り言
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